オンライン秘書とは

【こんな簡単】オンライン秘書への依頼方法と業務の流れを解説

まずはオンライン秘書サービス会社に登録

オンライン秘書を利用してみたいと思ったら、まずオンライン秘書サービスを行っている会社のWebサイトを訪問します。
公式ホームページを見て、料金やサービス内容からお試しで業務を依頼したい会社を選びます。
申込フォームの記入事項は会社によって異なりますが、会社名、連絡先などが必須の項目です。登録完了後、オンライン秘書サービス会社から折り返しの連絡(メール)がきて、依頼したい業務の概要をすり合わせていきます。

オンライン秘書の業務依頼の方法は依頼する会社によって2つに分かれる

オンライン秘書に業務を依頼する方法は、会社によって主に2つに分かれます。
・ディレクターに依頼
・業務を担当する本人へ直接依頼

それぞれのケースについて依頼の詳しい流れを説明していきます。まずはディレクターに依頼するケースから。

ディレクターに依頼する場合の業務の流れ

※ディレクター:オンライン秘書サービス会社の業務リーダーのような役割。
業務内容の打ち合わせ
サービス申し込み後オンライン秘書の担当者から連絡があるので、初回に依頼したい業務について話を詰めていきます。業務内容、納期、注意点、提出形式など詳細をすり合わせ、双方が合意できたら契約が成立します。
オンライン秘書サービス会社によっては申し込みから契約完了まで、最短1営業日で対応してくれるところがあります。
担当メンバーの選出、業務開始
ディレクターはオンライン秘書サービス会社に登録している業務担当のメンバーに仕事を割り振ります。場合によっては納期などでディレクターから依頼主に調整の相談があり、双方が合意したのち業務が開始されます。
納品
業務担当のメンバーはディレクターに納品します。ディレクターは依頼された内容とズレがないか、誤字脱字はないか、など不備のチェックを行い、問題がなければ、依頼主に納品します。
納品物の確認、フィードバック
依頼主は納品物を確認し、とくに修正や追加依頼が無ければ業務を終了させます。修正や追加作業がある場合はディレクターに伝え、ディレクターは業務を行ったメンバーにフィードバックをおこないます。(フィードバックでは、依頼主から嬉しいお言葉をいただくことが多いです。)

ディレクターに依頼するサービスのメリット

多くのオンライン秘書サービス会社はディレクターを置いています。依頼主にとって、どんなところが良いのでしょうか。
実際にディレクターを置いているオンライン秘書サービス会社
・フジ子さん(ディレクターという名前ではなく、メインアシスタント)
・i-staff
・Caster Biz
・Lancers Assistant
メリット
1.依頼した業務ごとにエキスパートや経験豊富なメンバーが対応してくれるため、業務のクオリティが高く安定

2.ディレクターが業務の方向性をある程度決めてくれるため、業務に対し細かい指示が不要
3.ディレクターが業務ごとに最適な担当者を振り分けてくれるため、依頼がラク
4.複数の業務を同時に依頼できるため、業務のスピードがアップする
※業務をおこなう担当者が数人いるため、同じ納期でいくつもの業務を依頼できる

ディレクターに依頼するサービスのデメリット

ディレクターに依頼する際には、依頼主⇔ディレクター⇔担当メンバーという体制に起因する、以下のような点に注意が必要です。
1.直接依頼(依頼主⇒担当者)に比べて、作業開始まで時間がかかる

※ただし、ディレクター制は複数業務の同時進行が可能なので、総合的には業務の進行が早い
2.業務指示が段階的なので、細かいニュアンスを伝えたい場合には注意が必要
テキストのコミュニケーションを主体とすれば、ディレクター、担当者とも大きなすれ違いは起きにくい

オンライン秘書へ直接依頼する場合の業務の流れ

直接、業務担当者に指示を出すタイプのオンライン秘書サービスです。
依頼主とサービス会社の契約

依頼主はオンライン秘書サービス会社に登録後、業務の内容や月の業務時間数などをすり合わせ契約内容を決めていきます。
業務担当メンバーの選定
契約が決まったら、その業務を担当できる専属メンバーを選定します。業務をおこなう候補者は1〜数名選ばれ、依頼主と事務調整役、業務担当候補者が三者でオンライン面談をおこないます。メンバーの選定期間は、最短で1日、長い場合は2~3週間ぐらいです。
業務開始
業務担当メンバーが決まったら、業務を開始できます。メンバーは依頼主の会社の一員であるかのように専属でその会社の仕事を請け負います。元々、依頼主とサービス会社の間で取り決めが行われた業務を中心に仕事をします。
業務依頼
基本的には依頼主から業務担当メンバーへ直接指示を出します。各業務を始める前に、担当者から依頼主へおおよその所要時間が伝えられるので、依頼主は仕事の進捗を見ながら、依頼事項を減らしたり増やしたりします。
納品物の確認、フィードバック
業務担当のメンバーは依頼主から直接頼まれた業務を終えるたびに納品、報告をおこないます。会社で進捗状況や完了報告を上司におこなうのと同じ感覚です。
依頼主は納品物を確認し、必要ならば他の指示を出します。不備もなく、追加作業もない場合は次の業務の依頼をします。

オンライン秘書へ直接依頼するサービスのメリット

多くのオンライン秘書サービス会社がディレクターを介して仕事を依頼する方式を採用している中、直接依頼する方式のメリットはどんなところにあるのか整理していきます。
実際に業務委託提携を結んだ本人へ直接依頼する方式を採用している会社
・ビジアシスタントオンライン
・在宅秘書サービス
メリット
1.業務をおこなう本人に直接依頼をするので、細かいニュアンスを伝えやすい
2.依頼主は業務に関する質問に素早く答えることができる(人を介さないので、やりとりがスムーズ)

オンライン秘書へ直接依頼するサービスのデメリット

直接依頼のデメリットはどんな部分にあるでしょうか。
1.直接依頼なので業務を担当するメンバー1人のスキルによって、できる仕事が異なる
2.業務担当メンバーのスキルや条件を外れる業務は依頼できない場合がある
例:事務所への出社、電話業務、外国語を使った仕事など”
※ディレクターからメンバーに業務を割り振る場合は、それぞれ対応できるスタッフがいるので、幅広く業務を依頼できる。
3.大まかな指示内容では対応してもらえない
※ディレクターは業務の内容に関して幅広い知識や解決方法を持っているので、大まかな依頼でもうまくコーディネートしてくれる。
4.一人の専属スタッフのような形をとるため、業務ができる量が限られている。

ディレクターと直接依頼の違いまとめ

ディレクターを介して仕事を依頼する方法と業務をおこなうメンバーに直接依頼する方法について、両者の違いをおさらいしていきます。

ディレクター制と直接依頼制のと特徴を整理していきます。
それぞれのメリット、デメリットから考えて、以下のような基準を設けると選びやすくなります。

【ディレクターを介して仕事を頼むタイプ】
・業務の幅が広い(それぞれの専門分野に強いメンバーに仕事を振ってくれるため。)
・急ぎの仕事が大量にある(業務をおこなうメンバーが多いため、対応可能)
・業務の内容が大まかで、ディレクターと相談して中身を詰めていきたい
・業務ごとに担当者の割り振りを考えるのは面倒である

【業務をおこなうメンバーに直接依頼するタイプ】
・依頼主がメンバーと面接をして人材を選びたい
・専属で業務をおこなってほしい
・業務をおこなうメンバーとしっかりコミュニケーションをとりたい
たとえば派遣社員のような感覚でオンライン秘書を使いたいなら直接依頼するタイプが近いと言えます。
しかし、オンライン秘書サービス会社を利用したいと思っている依頼主は、以下のような悩みを抱えていると聞きます。
・社内だけではある分野に関して詳しい人材がいない
・人材選びに時間を割きたくない
・依頼したい業務が山積みである
・構想は頭の中にあるが、業務を依頼する具体的な指示は決まっておらず、社内で指示を出しにくい

オンライン秘書サービス会社のディレクターは、業務内容を具体化して業務担当メンバーに依頼を出すのが得意です。また、メンバーの仕事のスキルや進め方についても把握しているため、メンバーの選定や指示の出し方にも慣れています。
これらの点を考えると、初めてオンライン秘書サービスを利用する依頼主にとってはディレクターがいた方が心強いでしょう。