オンライン秘書とは

ここが違う!オンライン秘書と派遣社員やクラウドソーシングを比較してわかる違い!

オンライン秘書サービスは外注サービスという観点で、派遣社員やクラウドソーシングと似たサービスです。

ただ、中小企業やベンチャー企業の人手不足の解決策として、オンライン秘書、派遣、クラウドソーシングのどのサービスが適しているのかわかりにくいのが実情です。

そこでこの記事では、各サービス(オンライン秘書、派遣、クラウドソーシング)の次のような点をまとめて比較しています。

この記事で分かること

  • 各サービスの料金や業務品質の違い
  • 各サービスの仕組みの違い(体制や依頼方法など)
  • 結局どれを選んだらいいか

それではまずは、料金の違いからくらべていきましょう。

概要(クリックで移動)

オンライン秘書や派遣などの違い1 料金

オンライン秘書、派遣、クラウドソーシングの大きな違いの一つは料金です。

それぞれの契約形態によって、月額,週払い,単発、など支払い方法がことなり、契約料金以外にコストがかかることもあります。

各サービスの一般的な料金を比較した結果をご紹介します。

表.オンライン秘書、派遣、クラウドソーシングの料金比較

オンライン
秘書
クラウド
ソーシング
派遣
契約
サービス料金月額5~10万円
(時給2千~4千円)
単発:数万円
(依頼による)
月額:約20万円
(時給:1,811円 )
その他料金なしクラウドソーシング手数料事務所費,パソコンなど
契約単位月単位業務ごと月単位

※ 『厚生労働省 労働派遣事業報告書の集計結果』の一般事務派遣費用を引用
 1日6時間×週5日勤務の前提

それぞれのサービスについて詳しくみていきましょう。

オンライン秘書は月単位の時間契約で固定料金制

オンライン秘書の場合は、月●時間で月額■円といった時間契約です。

仕事内容では料金はかわらず月額で固定料金のところが多いため、基本的に支出のブレがありません。必要に応じて自社に合わせてコントールできます。

依頼者側の要望で仕事量によって稼働時間が多くなるようであれば、事前に相談があり業務量を調整できます。

一方で固定時間を契約するため、時間を余らせないか心配になるかもしれません。

その点、当サイト独自調査では、実際は時間を余らす依頼者はほとんどいないようであまり心配は無用と考えられます。
(契約したての時期など、オンライン秘書に慣れていないときは時間を余らすことがある)

また、基本的に業務はオンラインで完結するため、事務所の作業スペースやパソコン、事務用品などの追加料金は不要です。

派遣は契約にかかる料金(時給制)+アルファが必要

派遣の場合、以下のような料金がかかります。

  • 派遣会社との契約金(時給支払い)
  • 派遣社員のための事務所費やパソコン事務用品など

まず、派遣会社との契約料金がかかります。
派遣社員に支払う金額に派遣会社への手数料が含まれた金額です。時給制の月額払いが多いです。

派遣社員の料金(例)

・時給:1,811円 ※
・一日:6時間労働、1週間5日勤務、ひと月 4週間換算

1,811円/時 × 6時間/日 × 5日/週 × 4週/月
⇒ 月額 約22万円

※ 『厚生労働省 労働派遣事業報告書の集計結果』の一般事務派遣費用を引用

その他、派遣社員の場合、会社への出社型が大半を占めるので、事務所の作業スペースやパソコン、事務用品、細々とした備品の準備のためにプラスアルファで予算を組む必要があります(~数十万円)。

オンライン秘書と比べると高額になりがちです。

クラウドソーシングは業務ごとの料金支払い

クラウドソーシングの場合は、以下の料金がかかります。

  • ワーカーの仕事に応じた報酬
  • クラウドソーシング会社の利用料、手数料など

ワーカー:クラウドソーシングの受注者

ワーカーとは主にオンラインでやりとりしますので、事務所の作業スペースやパソコン、事務用品などの料金は必要ありません。

単発や短期の業務依頼となる場合が多いため、ワーカーの仕事量や内容に応じた報酬を事前に決めておき納品後に支払いを確定させるケースが大半です。

最終的にクラウドソーシング会社への支払いは、利用料や手数料などおおむね契約料金の10-20%を上乗せすることになるため割高に感じるかもしれません。

オンライン秘書や派遣などの違い2 オンライン/オフラインの違い

派遣、クラウドソーシング、オンライン秘書の2つ目の違いはオンライン(インターネット上で完結する依頼)かオフライン(対面による依頼)かという点です。

オンライン
秘書
クラウド
ソーシング
派遣
契約
オンライン
オフライン

それぞれの形態のメリットとデメリットを見ていきましょう。

オンライン秘書はオンラインが主で、オフラインも対応可能

オンライン秘書はその名のとおり基本的にオンラインで仕事をしますが、会社によっては要望すればオフラインで打ち合わせへの出席や週1〜2回の自社への出社を依頼できます。

メリット

  • 自社のパソコンなどの環境が整っていれば、場所を問わず仕事ができる(依頼先用の作業スペース等は不要)
  • 希望に応じて、オフライン業務(領収書整理、ファイリングなど)も依頼できる
  • オンライン秘書の会社に登録している人の中から候補者を選ぶので、素性がわかる
  • どのツールを使っても良い(記録を取っていれば、トラブルになったとき証拠として出せる)
  • 業務に問題が発生した場合、オンライン秘書の会社と一緒に解決できる

デメリット

  • オンラインでコミュニケーションをとるためのチャットツール(注)になれる必要がある(Chat workなど)。

注)Lineと類似のチャットツールで、ビジネス用にセキュリティや使い勝手を向上させたもの

派遣は基本的にオフライン(対面)

派遣はオフラインの場合が多く、会社に出社にして、社員の人たちと同じスペースで働きます。

メリット

  • 仕事の指示が出しやすい(細かいところまで詰めて話ができる)
  • 情報交換ができる
  • 仕事の進捗具合が把握しやすく、大きな方向性が違う場合も修正しやすい

 

デメリット

  • 作業スペースやパソコンなど備品を用意しなければならない
  • 会社の一員として迎える必要がある(歓迎会、職場での付き合いなど)
  • 仕事量が少ない時でも派遣社員の時給や勤務時間を変えられない

クラウドソーシングはオンラインが中心

クラウドソーシングは基本的にオンラインで仕事をすることが多いですが、最近では依頼主(あなたの会社)に週に1〜2回の出社を可能としているサービス会社もあります。

メリット

  • パソコンなどの環境が整っていれば、場所を問わず仕事ができる(作業スペースを用意する必要がない)
  • 契約が簡単で、すぐに仕事を始められる
  • 成果物に対する報酬なので、事前に金額が分かっている

デメリット

  • 契約者が複数で短期契約が多いため、依頼先の素性がほとんどわからず不安
  • 仕事を途中放棄されるリスクがある
  • 出社を求めた場合に対応してもらえない可能性が高い(クラウドソーシングに登録している人は基本在宅業務を希望しているため。
  • クラウドソーシング会社のツール以外のものを使う場合は、保証がきかない

オンライン秘書や派遣などの違い3 業務にあたる体制

派遣、クラウドソーシング、オンライン秘書の相違点、3つ目は業務にあたる体制です。

チームプレーが個人プレーかによって、業務の依頼方法や業務内容に違いが出ます。

オンライン
秘書
クラウド
ソーシング
派遣
契約
体制チーム個人個人

それぞれのメリットとデメリットについて、解説していきます。

オンライン秘書はチーム体制が基本

オンライン秘書はチーム対応が基本です。

一般的にディレクターと呼ばれる進捗管理や業務を割り振りするコントロール役の人がいて、大まかな仕事の流れや内容はディレクターと打ち合わせをします。

その後、ディレクターからオンライン秘書に仕事が割り振られ、それぞれが作業を行います。

一人のオンライン秘書ができない仕事は別のオンライン秘書に依頼できるので、チームとしてはその業務をこなすことができます。

また、依頼主側から直接オンライン秘書に指示を出せる会社も存在します。

その場合でもディレクターがいますので、仕事上相談したいことはディレクターと話し合うことができます。ディレクターとオンライン秘書数人でチームを組んでいるため、安心して仕事を依頼できます。

一方、「この人の仕事ぶりが良かったから、次回もこの分野はこの人にお願いしたい」という希望があっても、チームの場合、その時々に対応可能な人が対応するため、希望に沿わない人になる可能性もあります。

※もちろん業務品質はディレクターによって一定以上が担保されます

派遣は個人対応

派遣は単に正社員が派遣という形態に変わったものなので、基本的に個人で対応してもらいます。

自社内のあるポジションの人が異動になる代わりや、一部の業務が増えて、新たに一人分ほどの仕事が発生した時に派遣社員を雇います。

今まで働いていた人の代わりとして業務を受け負ってもらえることや、引き継ぎの期間を設けられるのは派遣ならではのメリットです。

ただし、依頼できる仕事は一般的に定型的なものがおおく、専門的な業務は依頼しづらいのが実情です。

また、オンライン秘書と同様にチーム体制で仕事を行いたい場合、複数人契約することはできますが、割高になってしまう点はデメリットです。

クラウドソーシングは個人対応

クラウドソーシングは登録しているワーカー(仕事を受注する人)それぞれに仕事を依頼するため、基本的には個人対応です。

単発や短期の仕事を頼むことができるため、必要な業務分だけその分野に長けている個人に依頼できる点がメリットです。

一方、デメリットは、個人の業務量や能力には限りがあるため、複雑な仕事を依頼する場合、複数の人材を探す必要が出てきます。

ワーカー同士の横の繋がりがないため、相互の業務フォローや調整は期待できません。仕事の進捗管理の際には、納期やコミュニケーションにバラツキがでてくることがあります。

オンライン秘書や派遣などの違い4 対応できる業務の範囲

オンライン秘書や派遣、クラウドソーシングでは依頼できる業務範囲に大きな違いがあります。

オンライン
秘書
クラウド
ソーシング
派遣
契約
業務の範囲広い、深い狭い、深い広い、浅い
コメント複数業務を一括で
発注できるので
管理がラク
依頼のたびに依頼先が変わるので管理が煩雑 

身近なものでたとえるなら、

  • オンライン秘書は高級ビッフェ
  • クラウドソーシングはお祭りの出店
  • 派遣契約は大衆的なバイキング

のようなイメージでしょうか。

それぞれ個別にくわしく説明していきます。

オンライン秘書の業務範囲

オンライン秘書は企業での業務経験者が多数在籍しており、複数人の秘書チームとして対応してくれるため業務範囲が広いという特徴があります。

例えば次のような業務に対応できます。

オンライン秘書の業務例

スケジュール管理、経理代行(請求書発行など)、人事代行、営業サポート

このように、日々の雑務から業務経験が求められる難易度の高いものまで、複数の専門家チームに業務を依頼できるという安心間があります。

高品質の業務をバラエティ豊かに対応できる点において、仕事の高級ビュッフェのともいえるでしょう。

より具体的に対応できる業務が知りたい場合はこちらの記事をご参照ください。

【現役オンライン秘書に聞いた】オンライン秘書の仕事内容。こうやって活用しよう!オンライン秘書とは?どんなことを依頼できるの?といった疑問にお応えします。経理代行、人事採用代行、営業サポート、総務代行、ECサイト運用、SNS運用などなどとても幅広い業務に対応可能です。人手不足に悩んでいるなら、一日でも早い導入をおすすめします。...

クラウドソーシングの業務範囲

得意分野をもつ個人に依頼する形式のクラウドソーシングでは、依頼できる事項が多岐にわたります。

ただし、依頼したい業務ごとに都度クラウドソーシングで発注する必要があることから、派遣やオンライン秘書とちがい柔軟性には欠けます。

ズラリとならぶ専門家から一人を選ぶということから、お祭りの出店にちかいイメージです。

派遣の業務範囲

派遣は基本的に定型的な業務依頼となるケースがおおく、さほど業務範囲はひろくありません。

データ入力などの単純なパソコン作業が中心であまり難易度の高い業務はこなせないことがおおいものの、対面という特徴を活かして書類整理などの物理的な作業が依頼可能です。

料理屋で例えるなら、大衆的なバイキングのイメージでしょうか。

オンライン秘書や派遣などの違い5 導入のスピード

派遣、クラウドソーシング、オンライン秘書に仕事を依頼したとき、契約し、仕事を始めてもらうまでの時間も異なります。

それぞれのサービスでどのくらい期間がかかるのかについて、検証していきます。

オンライン
秘書
クラウド
ソーシング
派遣
契約
導入スピード最短即日最短即日数か月

オンライン秘書は派遣と変わらないが慎重に人材を選べる

オンライン秘書の導入手順は派遣と似ています。

しかし、数人の候補者と面談したり、面談の回数を増やしたりすることが自由なので、派遣に比べて人材選びを慎重に行えるのがメリットです。

一般的なオンライン秘書の導入までの流れ

①契約しているオンライン秘書の会社に募集案件を出す

②オンライン秘書の会社内で案件を公開、募集開始(応募者が多い場合は約2〜3日で締め切る)

③オンライン秘書の会社内で書類選考(約1週間) ※複数人の場合あり

④オンライン秘書の会社から案件を募集している会社に連絡、書類選考(約1〜2週間)

⑤候補者との面談、2〜3回(オンラインで行うことが多い)(約2〜3週間)

⑥ワーカー決定
契約、業務内容の指示、業務開始(約1週間)

派遣は導入までに数か月かかることも

派遣会社との細かい契約を交わさなければ、派遣社員を派遣してもらうことはできません。その関係で最低でも2〜3週間、長い場合は数ヶ月かかることもあります。

一般的な派遣社員導入までの流れ(合計2ヵ月弱~)
複数の派遣会社に募集案件を出す

それぞれの派遣会社内で案件を公開、募集開始(応募者が多い場合は約2〜3日で締め切る)

派遣会社内で選考(約1週間)

それぞれの派遣会社からの候補者たちが会社訪問(日程調整を含めて約1〜2週間)

会社で選考(約1週間)

契約書、事務用品、備品を揃えて派遣社員が初出社(約2-4週間)

案件の種類や条件によって、応募者の人数が異なります。応募者が多ければ選考に時間がかかり、応募者が少ない場合は派遣会社と条件を緩和したり、再募集をかけたりしなければならないため、時間がかかってしまいます。

クラウドソーシングは場合による

クラウドソーシングの場合、平均的な導入期間という目安はありません。依頼先(ワーカー)が見つかれば、すぐに契約して1日以内に始めることも可能です。ただし、応募者がなかなか見つからない場合は、しばらく契約先が決まらない場合もあります。

一般的なクラウドソーシング契約の流れ
クラウドソーシング(オンライン)で案件の募集をする(掲載期間も選べる)

応募者がいれば、その日のうちに選考できる

依頼先が決定

契約内容の確認、契約(オンライン)

業務スタート

 

オンライン秘書や派遣などの違い6 業務の依頼と管理の手間

派遣、クラウドソーシング、オンライン秘書では、業務の依頼や管理方法が異なります。

例えばオンライン秘書では、まとめ役のディレクターに依頼をするだけなので、他に比べて手間が少ないと言えます。

オンライン
秘書
クラウド
ソーシング
派遣
契約
依頼の手間
管理の手間×

それぞれ見ていきましょう。

派遣は何をやるにも都度指示が必要

派遣は労働者派遣法をベースに契約をするため、業務範囲が細かく決まっています。

業務の指示役(大抵の場合、その部署の上司)がいて、そこからの指示があって初めて業務に携わることができます。

以下の経験談の通り、指示のやり方次第で派遣社員の働きが制約をうけることがあるため、効率的に働いてもらうためには派遣社員への外注に対して慣れが必要となります。

オンライン秘書と派遣社員の経験者より

私は派遣でいくつかの会社にお世話になりました。

ある会社では、担当業務の幅が元々広かったため、ざっくりとした指示が与えられ、自ら考えて仕事をすることができました。

一方、別の会社では、契約時の担当業務の幅がとても狭く、業務指示社の指示以外の業務は行ってはいけない、というルールがありました。隣の席の人がどんなに忙しくても手伝ってはいけない、自分の業務の合間にできることでも指示がなければできない、という個人的に少し窮屈に感じました。

クラウドソーシングは業務を都度発注する

クラウドソーシングはタスク単位で依頼することが多く、毎回業務依頼と発注が必要です。

タスク単位で依頼するため成果物と納期が明確な点がメリットです。

一方、いくつかデメリットも存在します。

依頼する業務が増えるほど個別に進捗を管理する必要があるため、煩雑になってきます。

また、同じワーカーに継続依頼する場合にスピード感にかけると感じることがあります。

お互いの理解が進んでも毎回必ずシステム上の定型手続きが必要ため次第にわずらわしく感じるようになり、中には、発注や承認をし忘れて、業務だけを進めてしまいトラブルにつながるケースもあります。

クラウドソーシングの場合、仕事を依頼する側も受ける側もきちんとやり取りを続けられる関係であることが大切です。

オンライン秘書はディレクターに依頼するだけ

オンライン秘書の場合はワーカーのまとめ役のディレクターに依頼をするだけで仕事を細かく振り分けてくれます。

タスクの内容とボリュームを伝え、仕事を依頼すると、その後はオンライン秘書サービス社内で得意な人に仕事を回してくれるため、クオリティと納期がしっかりと保証されます。

依頼が簡単で、安心できるのはオンライン秘書の強みです。

会社によっては、大きな全体的な仕事内容は事前にディレクターに伝え、細かい指示は直接ワーカーとやり取りをするという形式を取っているところもあります。

依頼は一人のディレクターにお願いするだけなので簡単ですが、指示は細かく直接出したいという要望もあるかもしれません。

そのような場合は、依頼と細かい指示の形式を分けている方が動きやすいこともあります。

オンライン秘書や派遣などの違い7 情報セキュリティ

自社の機密情報や個人情報など、パソコンを使った業務で気になるのは情報セキュリティの問題です。

派遣、クラウド、オンライン秘書ではそれぞれどのような対策を取っているのか、安心レベルはどうなのかなどについて見ていきます。

派遣は依頼主(自分)でセキュリティ管理が必要

派遣の場合はオフライン(事務所に出社)するため、パソコン内の情報だけでなく書類のセキュリティまで考慮する必要があります。

例えば依頼主は次のような点に注意を払う必要があります。

  • パソコンのウイルスチェック
  • (派遣社員による)Web上の不正アクセス
  • USBなどによる情報漏洩
  • 機密書類の紛失確認

このように多岐にわたる情報管理が必要で、負担の大きい業務といえます。

※情報面以外にも、社内資産(金銭や高価な物)の物理的な管理も必要

クラウドソーシングはサービス提供会社が管理だが・・・

クラウドソーシングでは、クラウドサービスを提供している会社が情報管理もおこなっています。

クラウドサービス会社が運営するWebサイトやスマートフォンアプリを使用している限りは、すべてクラウドサービス会社におまかせで管理の手間が省けるメリットがあります。

ただ、クラウドソーシングでの依頼に慣れてくると、毎回クラウドサービス会社のwebサイトにログインしてやり取りを確認する作業がわずわらしく感じてくることがあります。

例えばChatworkなどのチャットツールは仕事を効率的に進められるツールですが、クラウドサービス会社以外のツールを使用した場合はトラブルの際に一切保証されません。

仕事の効率面まで考えると、セキュリティ対策が万全とは言い切れないのが実情です。

オンライン秘書はサービス提供各社がセキュリティ対策

オンライン秘書はサービスを提供している会社がセキュリティ対策をしている、というケースが多いです。

基本的にはサービス会社のツールを使いますが、細かいやりとりは一般的なチャットツール(Chatwork, Slackなど)を使うことがよくあります。

『それではクラウドソーシングと同じでは?』とは思われるかもしれません。

しかしオンライン秘書は事前に次のようなセキュリティ対応をとっているためセキュリティに対する意識を高くもっています。

  • パソコンのセキュリティチェック
  • 情報管理について講義やテスト
  • オンライン秘書サービス会社とオンライン秘書間で秘密保持契約を締結

さらに依頼者とオンライン秘書サービス会社の間でも秘密保持契約が交わされるため、情報漏洩のリスクが低く抑えられています。

オンライン秘書や派遣などの違い8 業務の品質

派遣、クラウドソーシング、オンライン秘書の違い、最後は品質に関してです。

オンライン秘書は会社で業務経験がある人が集まり、指揮官もいてチームで対応してくれるので、品質が高いことが予想されます。以下、それぞれのサービスで比べてみます。

オンライン
秘書
クラウド
ソーシング
派遣
契約
業務の品質高~低
安定感安定不安定安定

派遣の業務品質

派遣を依頼する場合、労働者派遣法によって仕事の幅に制限がかかります。また、派遣社員によって、その能力もバラバラです。

2019年12月現在では同一会社に派遣社員として継続勤務できる上限は3年という縛りがあるため(直接雇用に切り替えれば縛りが消える)、長期的な仕事の依頼ができず、派遣社員の技能を伸ばしていくには難しいところがあります。

ある程度、限られた業務の中で、派遣社員ができる仕事を行うというのが特徴です。

クラウドソーシングの業務品質

業務品質の点ではクラウドソーシングがもっとも管理が難しいと言えます。

端的にいって当たり外れがあり不安定です。

依頼料が品質の一つの目安になりますが、実績のあるワーカーほど高額であり、コストを抑えて発注するにはある程度リスクを負う必要があります。

さらに、複数人に発注する場合は成果物の品質が極端に異なるという事態も起こりえます。

オンライン秘書の品質

オンライン秘書の登録には、一般企業での社会人経験、もしくはそれと同等以上の能力が求められます。

その審査のためにオンライン秘書サービス会社では独自の筆記試験や面接などを設けており、現役オンライン秘書はすべてをクリアしています。

オンライン秘書の採用者の多くは、パートナーの転勤や育児などで正社員のようには働けないが、能力を活かして働きたいという想いをもっています。

ビジネスパーソンの経験があるため仕事の常識をわきまえており、事務的な作業にも慣れているため安心して仕事を任せられるでしょう。

業務の品質は一番安定していると言えます。

まとめ:オンライン秘書と派遣などの比較

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